肩甲骨を活性化させる方法とは?肩甲骨のしくみや症状の原因と対策紹介

肩甲骨を活性化させる方法とは?肩甲骨のしくみや症状の原因と対策紹介

肩こりが激しい人や猫背の人には、肩甲骨が硬くなっているという症状がよく見られます。肩から背中にかけて凝り感が強いという人は、かなり多くいるのです。この記事では、リラクゼーションの世界でもよく聞くようになった「肩甲骨」について解説します。

そのしくみと体に不調を起こす原因と、対策について紹介をしていきます。肩甲骨の凝りや張りなどの症状に苦しまれている方は、肩甲骨を活性化させる意味でもぜひお読みください。

肩甲骨と周辺の筋肉

肩甲骨は肩の背面側にある、逆三角形の大きめの平たい骨で、背面の盛り上がっている部分を指します。割と大きめの骨で、肋骨を覆うような形で位置しています。肩甲骨は他の骨とは鎖骨のみと接続しているため、大きく動かせるのです。

そして肩甲骨には、多くの筋肉がついています。筋肉は皮膚に近い表層と、その内部にある深層とにあるのです。

表層:僧帽筋・三角筋・広背筋
深層:菱形筋・棘上筋・棘下筋・小円筋・大円筋・前鋸筋・肩甲下筋

肩甲骨のはたらき

肩甲骨の可動域が広いのと、肩甲骨についたさまざまな筋肉の動きによって、肩甲骨は次のようなはたらきをします。

さまざまな上半身の動きがなめらかにできる

肩甲骨により、さまざまな上半身の動きを可能にしています。その機能については以下のようにまとめられるでしょう。

肩の上げ下げ:肩をすくませたり、肩を落としたりする動き
胸を張る:左右の肩甲骨を寄せる動き
腕の上げ下げ:バンザイの仕草やそれを下ろす動き
腕を前後に動かす:手を前に出したり、背中に手を回したりする動き

体のバランスを維持する

多くの筋肉が肩甲骨についていることで、繊細な動きを可能にしています。体の平衡感覚を発揮する際にも、体の細かい調整を肩甲骨とその周辺の筋肉を使って行うことで、体のバランスを取り続けられるのです。

ダイエット効果

実は肩甲骨周辺の筋肉に、脂肪燃焼を促進する褐色脂肪細胞が多く存在しています。肩甲骨が硬いと、その細胞の働きが悪くなり痩せにくい体になってしまいます。痩せるスイッチは肩甲骨にあるのです。

肩甲骨が凝り固まる原因とその症状

「肩や首が凝る」「肩がうまく回らない、あるいは動きがぎこちない」「腕が張った感じがして上げづらい」などの症状は、多くの方に見られるものです。これらの症状を訴える方の多くは、肩甲骨周辺に原因があり活性化できていません。

一般的に「肩甲骨が硬い」と言います。しかし硬くなるのは骨ではなく、そこについている筋肉です(骨は元から硬いため)。筋肉は使わなかったり同じ姿勢を持続したりすれば、固まって血行が悪くなります。そして筋肉が柔軟さを失ってしまい、隣り合う筋肉を引っ張って緊張を引き起こすなどして活性化を失うのです。凝りなどの症状が出てくるのです。ひどいときは炎症を起こしかねません。

また前述のとおり、肩甲骨付近の筋肉には深い場所に位置するもの(「インナーマッスル」ともいいます)もあります。凝りをほぐしにくい厄介なところでもあるでしょう。そのため自分で解消しようとするとき、力ずくで揉もうとして、効果を得られないことも多いのです。

最近はデスクワークが増えました。座ったまま前かがみの姿勢を続けることで、肩などの凝りの症状が出る人も増えています。また他にもスマホを見る時間が長い人や、長距離運転をする人も同じような症状を覚える人がいるのです。

凝りを防ぎ、肩甲骨を活性化させるには

肩甲骨の付近の凝りは体の動きを制限し、痛みの伴うこともあります。そのためパフォーマンスがどうしても落ちてしまいます。当然これは解決し、肩甲骨を活性化させるべきです。それを防ぐためにはどうすればよいのかを挙げていきましょう。

定期的に体を動かす

凝りや張りは筋肉を使わないことや、同じ姿勢を続けることに原因があります。定期的に体を動かすことが効果的な対策です。しかもそれはできるだけ早い方が、回復も早いのです。普段使わない筋肉を動かす意味で、普段行わない動きをして筋肉を動かしてあげましょう。

正しい姿勢を意識する

とくに猫背の姿勢の方は、前にかがみがちな姿勢を続けています。これはパソコンやスマホを頻繁に使用する人も、同様の姿勢になりがちです。胸を張って体を起こすイメージで、正しい姿勢もキープすることを心がけるだけでも効果はあります。

ストレッチを行う

簡単なストレッチをして、凝りなどを解消あるいは緩和させます。肩甲骨付近の筋肉を動かして血行を良くして、活性化させましょう。これについてはネットでは動画やブログなどで、数多く紹介されています。たとえば以下のような内容です。

  • 両手を挙げて手のひらは外側を向け、腕を上げ下げする
  • 頭を手で押さえて、首周辺の筋肉を伸ばす
  • 肩を大きく回す
  • 四つん這いになって伸びをする
  • 肩や脇(の筋膜)をマッサージする

これらはゆっくりと回数を繰り返して行うと効果的です。

まとめ

現在多くの方が悩んでいるのは、肩甲骨の凝りや張りという症状です。これは自分ひとりだけでは、なかなか解決しにくい厄介なものでしょう。日ごろの習慣なども手伝って、慢性的にこれらの症状に悩んでいる方も多いものです。

このような悩みをもっている方のために「整体ストレッチサロンArtBody」は、肩甲骨の症状を治し、緩和をさせ活性化させますので、普段よりも動く体を実感できるようになることでしょう。ぜひともお気軽にお問い合わせください。